映画業界用語の独特の業界用語

今では一般的にも普及している言葉として、都合のよくないことを示す「NG(ノーグッド)」や、土壇場で予定がキャンセルとなる「ドタキャン」などという言葉があります。これらはいずれも、元々は映画業界の言葉でした。
この他にも、映画の現場の世界では業界独特の言い回しが多くあります。これは、撮影現場などでピリピリと緊張している現場を少しでも和らげようという配慮からということもありました。
「ケツカッチン」という言葉も、カチンコが鳴ってカメラが回り、カメラが回り終わる前にカチンコを打って早く切り上げたことから、後ろが詰まっている場合に用いられるようになりました。もっとも、本来は時間厳守という意味でもありました。
「わらう」というのは、片づけて物を画面に映らないようにするという意味です。これは、「助監督がせっかく用意したのだけれど、必要なくなったので怒らないで笑いながら片付けてくださいという」というトゲトゲした空気の現場を抑えようという意図からのものです。「悪いけど、その椅子わらってくれるかなぁ」というように用います。
この業界には他にも面白い言い回しの用語が多くあります。花などを映し込みながら人物を映す「なめる」や、撮影で使う食べ物などの「消え物」。大勢の人が映るシーンのエキストラを「ガヤ」などと言います。